こんにちは、イオンタウン浜松新橋内にある浜松プライマリ歯科です。
「子どもの歯みがきをしてあげると、すぐに歯ブラシを噛んでダメにしてしまう…」というお悩みをお持ちの保護者の方は少なくありません。小さなお子さまにとって歯ブラシをくわえる行為は、ごく自然なこと。しかし、せっかく新しくした歯ブラシが短期間でボロボロになると、保護者の方も困ってしまいますよね。
今回は、歯ブラシをすぐに噛んでしまうお子さまへの対処法や、その行動への考え方について解説します。
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歯ブラシを噛んでしまうのはよくあること
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まず知っておいていただきたいのは、「小さなお子さまが歯ブラシを噛むのは珍しいことではない」ということです。歯みがきをしてもらっている最中に、歯ブラシをギュッとくわえたり、噛んでしまったりする行動は、1歳〜3歳頃のお子さまには非常によく見られます。理由は様々ですが、主に以下のようなものが考えられます。
・歯が生えかけていて、歯ぐきがむずがゆい
・歯ブラシをおもちゃのように感じている
・口の中に異物が入る感覚が気になる
・仕上げ磨きの際に緊張してしまう
これらはお子さまの成長過程においてごく自然な行動ですので、無理に叱ったり、押さえつけたりする必要はありません。
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歯ブラシを噛む子どもへの実践的な対処法
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では、具体的にどのように対処すれば良いのでしょうか?
・子ども用と保護者用の歯ブラシを分ける
まずおすすめしたいのが、「子どもが自分で使う歯ブラシ」と「保護者が仕上げ磨きに使う歯ブラシ」を分ける方法です。お子さまには「自分専用の歯ブラシ」を持たせ、遊び感覚でくわえたりかんだりしても良いものとし、仕上げ磨きの際には別の「仕上げ磨き用歯ブラシ」を使います。仕上げ磨き用の歯ブラシは、ヘッドが小さく毛がしっかりしているものを選ぶと、保護者の方も磨きやすく、噛んでしまっても比較的長持ちしやすくなります。
・時期が来れば自然に治る、と考える
噛む行為自体を「止めさせなきゃ」と焦る必要はありません。実際、多くのお子さまは3歳〜4歳頃になると、保護者が「歯ブラシを噛むとダメになるよ」と優しく声をかけることで理解し、自然とかまなくなっていきます。「この時期はどうしても噛んでしまうもの」と割り切って、ダメになったらその都度新しい歯ブラシに交換する、くらいの気持ちで接してあげてください。
・歯ブラシの予備を常にストックしておく
お子さまが歯ブラシをすぐにダメにしてしまうことを前提に、あらかじめ予備の歯ブラシを多めにストックしておくことも大切です。使い古しの歯ブラシでは毛先が開いてしまい、しっかりと汚れが落とせなくなります。衛生面を考えても、毛先が開いた時点で迷わず新しいものに取り換えてあげましょう。
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歯ブラシを嫌がらない工夫も大切に
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歯ブラシを噛んでしまう背景には、「歯みがきがイヤ」「退屈」「何をされているかわからない」といったお子さまの感覚も隠れています。そういった気持ちをやわらげるために、以下のような工夫も効果的です。
- 歌を歌いながら楽しい雰囲気で仕上げ磨きをする
- 保護者の方が笑顔で優しく話しかけながら磨く
- 短時間でも「できたね!」と褒めてあげる
- 歯みがき絵本や動画で興味を持たせる
「歯みがき=イヤな時間」ではなく、「楽しいコミュニケーションの時間」として捉えてもらうことが、噛む癖を減らしていく第一歩です。
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まとめ
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お子さまが歯ブラシをすぐに噛んでダメにしてしまう行動は、ごく自然な成長過程の一部です。親子で楽しく歯みがき習慣を育てながら、無理なくケアを続けていきましょう。
子どもの年齢に合った歯ブラシ選びについては、こちらのブログ記事もご参照ください。
当院では、小さなお子さま連れの方も安心して治療を受けられるよう、ベビーカーのまま診療室に入れる環境を整えています。治療中もお子さまと同室で過ごせるため、目の届く範囲で安心して治療を受けられます。
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