こんにちは、イオンタウン浜松新橋内にある浜松プライマリ歯科です。
当院では小児歯科にも力を入れており、特に思春期のお子さんに起こりやすいお口のトラブルにも対応しています。この時期のお口の変化は、将来の歯並びや健康にも大きく関わるため、親御さんのサポートがとても重要です。今回は「思春期に出やすいお口の症状」について解説します。
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思春期に多いお口のトラブル
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・ 歯肉炎や歯周病のリスク
思春期になると成長とホルモンバランスの変化により、歯茎が敏感になり炎症を起こしやすくなるため、歯肉炎や歯周病のリスクが高まります。特に歯ブラシを怠っていると、歯垢や歯石が溜まりやすくなり、炎症が進行してしまいます。
・歯の生え変わりと歯並びの乱れ
思春期になると永久歯が生え揃い、顎の成長に伴って歯並びのズレが生じやすくなります。この時期に放置してしまうと、後々矯正治療が必要になるケースもあります。歯並びに不安がある場合は、早めに矯正歯科に相談することをおすすめします。
・口内炎
思春期はホルモンバランスが変化し、ストレスや生活リズムの乱れも影響して口内炎ができやすい時期です。またビタミン不足や免疫力の低下も原因となります。
・硬いものを好む傾向と歯の摩耗
成長期にはだんだん噛む力が強くなるため、硬い食べ物を好むお子さんも少なくありません。硬いものを頻繁に食べると歯が摩耗し、歯の表面が傷つきやすくなります。歯が摩耗すると知覚過敏の原因にもなるため注意が必要です。
成長期の口臭
成長期に入ると、お子さんの口臭が気になるというご相談が増えます。思春期のお子さんは成長とともにホルモンバランスが変化し、それが原因で口臭が発生することがあります。口臭の原因にはいくつかの要素が関わっており、放置していると将来的にお口の健康に影響を及ぼすこともあるため、早めのケアが大切です。
・口呼吸による口臭
口呼吸が続くと口が乾燥し、細菌が増えやすくなり口臭の原因になります。特に成長期のお子さんには鼻呼吸を意識させることが大切です。
・不十分な歯磨き習慣
自立心が芽生える思春期ですが、歯磨きが不十分だと食べかすや歯垢が溜まり、口臭の原因になることもあります。
・食生活の影響
スナック菓子や炭酸飲料など糖分の多い食品は、口内細菌の増殖を促し、口臭や虫歯の原因になります。
・ストレスとホルモンの影響
思春期のストレスやホルモンの変化も口臭の原因となります。特に緊張やストレスが唾液分泌を減らし、口臭が強くなります。
まとめ
思春期は生活習慣が大きく変わる時期です。この時期にしっかりと予防ケアを行うことで、成人後の虫歯や歯周病リスクを減らし、健康な口腔環境を維持しやすくなります。
そのためにはまず、正しいブラッシング習慣を身につけることが基本です。思春期になると「自分でできる」という自立心が芽生えますが、まだ歯磨きの技術が不十分なことが多いです。親御さんが日頃から適切なブラッシング方法を教え、時折チェックしながらしっかりと汚れを落とせるような歯ブラシ習慣を定着させましょう。
さらに、フッ素塗布やシーラントも効果的な予防法です。
フッ素塗布は歯のエナメル質を強化し、再石灰化を促進することで虫歯予防に役立ちます。
また、シーラントは奥歯の溝に樹脂をコーティングして虫歯菌の付着を防ぐもので、特に食べ物が詰まりやすい奥歯の保護に適しています。当院ではこれらの予防処置も行っていますので、お子さんの口腔ケアに関して気になる点があれば、お気軽にご相談ください。
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