
こんにちは、イオンタウン浜松新橋内にある浜松プライマリ歯科です。
歯並びの悩みの中でも、特に多く見られるのが「叢生」です。叢生とは、歯がデコボコに生えている状態のこと。一般的に「八重歯」もその一種で、犬歯が歯列から外れて生えている状態を指します。日本では昔から「八重歯はかわいい」といったイメージもありますが、実は健康面では注意が必要です。
今回は、叢生や八重歯の原因・リスク、そしてマウスピース矯正で治療できるのかについて詳しく解説します。
_______________________________________________________________
八重歯は治すべき?国によるイメージの違い
_______________________________________________________________
日本では、八重歯が「笑顔のアクセントになる」「親しみやすい印象」といったポジティブなイメージを持たれることが少なくありません。しかし、欧米諸国ではまったく逆の印象を持たれることが多いです。海外では「歯並び=清潔感・教養・自己管理の象徴」とされることが多く、八重歯は「歯並びが悪い」「矯正が必要」と見なされるのが一般的です。
つまり、見た目の印象だけでなく、国や文化によって評価が大きく異なるということです。近年はグローバル化が進み、海外留学や国際的な仕事の機会も増えているため、八重歯を含む歯並びの乱れを気にして矯正を希望する方が増えています。
_______________________________________________________________
叢生や八重歯の原因
_______________________________________________________________
叢生の主な原因は、あごの大きさと歯の大きさのバランスの不調和です。あごのスペースに対して歯が大きいと、歯が並びきれずにデコボコに生えてしまいます。また、乳歯が早く抜けすぎたり、逆に遅くまで残っていたりすると、永久歯が正しい位置に生えにくくなることもあります。
さらに、現代の食生活も影響しています。柔らかい食べ物が増えたことで咀嚼の回数が減り、あごの発達が十分でなくなる傾向があります。その結果、歯が並ぶスペースが不足し、叢生が起こりやすくなるのです。
_______________________________________________________________
放置するとどうなる?叢生のリスク
_______________________________________________________________
見た目の問題だけでなく、叢生や八重歯を放置すると口腔内の健康にも悪影響が及びます。
・むし歯・歯周病のリスクが高まる
歯が重なり合っている部分は歯ブラシが届きにくく、プラーク(歯垢)が残りやすくなります。その結果、むし歯や歯周病のリスクが上昇します。
・噛み合わせの不調
歯並びが乱れていると、噛み合わせのバランスが悪くなり、特定の歯に負担が集中します。長期的には歯のすり減りや顎関節の痛みを引き起こすこともあります。
・発音や見た目への影響
前歯の位置がずれていると、発音が不明瞭になることがあります。また、歯並びが整っていないことで、笑顔や表情に自信を持てなくなる方も少なくありません。
_______________________________________________________________
マウスピース矯正で叢生や八重歯は治せる?
______________________________________________________________
結論から言えば、軽度〜中等度の叢生や八重歯であれば、マウスピース矯正で十分に改善可能です。透明なマウスピースを使って少しずつ歯を動かす方法で、従来のワイヤー矯正よりも目立たず、痛みが少ないのが特徴です。
特に、前歯が少しねじれている程度や、軽く重なっているケースでは、マウスピース矯正が非常に有効です。治療中も取り外しができるため、食事や歯磨きの際に衛生的に過ごせるというメリットもあります。
ただし、重度の叢生(歯が大きく重なっている・あごの骨格に問題がある場合)では、マウスピースだけでは難しいこともあります。そのような場合には、ワイヤー矯正や抜歯を伴う治療が必要になることもあります。
_______________________________________________________________
まとめ
______________________________________________________________
八重歯や叢生は「個性」として捉えられることもありますが、健康面から見ると注意が必要な歯並びです。歯磨きのしづらさや噛み合わせの不調など、将来的なトラブルを防ぐためにも、早めの矯正治療を検討することが大切です。
受け口はマウスピース矯正で治療できるのかについては、こちらのブログ記事もご参照ください。
当院では、小さなお子さん連れの方も安心して治療を受けられるよう、ベビーカーのまま診療室に入れる環境を整えています。治療中もお子さんと同室で過ごせるため、目の届く範囲で安心して治療を受けられます。
当院の成人マウスピース矯正に関する詳細はこちら▼
https://hamamatsu-primary-dental.jp/mouthpiece/